ゆず日記

戦う Vimmer 兼 Dvorakユーザ 兼 Kinesisユーザ 兼 おぺらー が戦わないブログ

キンコーズで電子書籍用に1冊108円で断裁してもらったお話と個人的な自炊のお話。

ふと

一昨日 「メタプログラミングRuby」が届いたので、そういえばと会社の帰りにキンコーズに寄って断裁してきた。

入店

初めてのキンコーズ利用なのと、本当に断裁だけできるかよく分かってなかったので何て言おうかなーと思いながら入店したんだけど、店員さんが愛想良く「いらっしゃいませ〜」と声掛けてくれたので『断裁100円位で出来るって聞いてきたんですけど〜…』「でしたら2階のフロアで受け付けておりますので2階へどうぞー」とスムーズに入店。

2階に上がって別のスタッフに要件話したらすぐ断裁 + お会計してもらった。

カット

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1冊108円 (税込み) でプロの仕上がり。

#追記 (2014/05/15 11:32):
厚い場合には料金加算されるケースもあるので、実際の料金については 穴あけ加工・ホチキス留め加工 | サービス・料金(価格) | オンデマンド印刷のキンコーズ・ジャパン の通り受付で確認する必要がある。

カバーも

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カバーも任意で一緒に断裁してもらえる。

断面

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カットされた部分。 以前 ScanSnap + 断裁機レンタルで約5000円/週で自分で断裁した時には、片側からカットされていく断裁機だった所為か、カットするにつれて斜めになっていくのが気になったけど、かなりゴツい業務用断裁機のお陰でこんなに綺麗にカットしてもらった。

断裁した書籍はそのまま封筒に入れてもらったので、家に帰って ScanSnap で取り込んだ。 キンコーズ、オススメです。

穴あけ加工・ホチキス留め加工 | サービス・料金(価格) | オンデマンド印刷のキンコーズ・ジャパン

余談: 個人的な自炊のお話。

自分で書籍を断裁してPDFにする場合、1冊辺り大体20分は掛かる。 一度機材レンタルをして断裁とスキャンを行ったが大体1冊10〜15分。カバーを個別に取り込み + カバーの画像を編集してPDFのトップにマージしつつページの抜けチェックをして計20分。ページ数にもよるが、 3〜4冊/1時間位の速度しか出ない。

機材レンタルした時

機材レンタルの際は、レンタル期間(自分の場合は1週間)中に取り込まねばと朝から晩までやっても40冊位しか進まなかった。最終日にはだいぶ効率化したけどその時でも60冊/15時間位だった。かなりの重労働にも関わらず、出来たものが安い断裁機で斜めにカットされた低クオリティ電子書籍ってのが気になった(後半はマシになったが)。確か160冊程電子化したけどもうそこまでやりたくない。

ただ、スキャンは自分の納得の行く設定で取り込めるので時間度外視でクオリティ重視の人にはいいと思う。時間がある方、自炊を試してみたい方にはオススメ。

自炊の森的なサービスを利用した時

過去に自炊の森的なサービスを利用しに行った時には、時間制限がきつかったし料金体系もきつかった。何より数十冊の本を持って自宅〜駅〜電車〜駅〜店頭まで行くのが辛かった。今振り返るとキャリーバッグ必須。

スキャン作業中は時間に縛られるので微修正は自宅で... と後回しになり粗が出るし、時間制限がある中で紙詰まり頻発した時には「え、この時間もお金取られるの?」って思った。 利用した店舗は支払いプランの選択が可能で、(本の重量の)従量課金制と時間課金制の2種類が選択可能だった。時間従量課金制も選択できたが単価が高く冊数もあまり覚えてないが8000円位だったと思う。時間課金制を選んだ結果、料金は2000円位で1/4で済んだが成果物が微妙だった。

結論としてはあんまりオススメしない。

スキャン代行業者に頼んだ時

スキャン代行業者に50冊依頼した際は、お金さえ払えば重労働が一切ないのが大きなメリット。口コミなどで調べつつ計3社利用したが、業務用スキャナ利用を謳っているだけあって品質はそこそこ高いのもウリ。

ただ稀に画質の粗さがあったり、2色刷りで殆どのページがカラーであるべきなのに時折グレースケールのページが混じっていた際に修正を依頼するのが手間。 業者に依頼する時は「手作業がだるいから一気にやって欲しい!」と纏めて依頼するケースが多いわけだが、ページ抜けや修正依頼についてはダンボール送付した元の書籍が廃棄されるまでの間(大抵1週間〜1ヶ月以内)にしないといけないのでチェック作業が大変だった。結局読む時までチェックしないケースが殆ど。

ちなみに、カバーはデフォで未対応な業者が多いのだが、素直に + 50〜100円/冊さっくり払って一緒にやってもらった方がいい。カバーがないと見栄えが違うし、自分で個別に取り込むのと結局編集作業にそこそこの時間を要するので手間。

お金さえ払えばある程度高い品質の仕上がりが期待できるので、自分の時間を使うこと無く手持ちの書籍を電子化したい時には非常にいいと思う。オススメ。

ScanSnap を買った時

結局 ScanSnap を購入した。買い足した書籍をキンコーズで断裁してスキャンできるのもそうだし、原本を残す必要がないけど持っているペライチの紙もスキャンして Evernote で管理したくなったから。

断裁機は、重い、場所を取る、刃物ってことで子供が居る環境では危ないだろうし、均一に断裁できるものは更に値が張ることを考えて購入を見送った。

ちなみに Evernote にPDFをアップすると自動でOCR掛かるので便利。 - Evernoteの魅力を再発見しよう。ザクとは違うのだよ。 - それマグで!

ScanSnap を買うかどうか若干悩んだが、現行製品で充分な速度と解像度を持っており、最高解像度で利用するケースも少ない(デジカメもそうでしょ?)ので壊れない限り使い続けられそうだなと思ったことと、これまでの自炊難民状態から脱出するには買うしかないと購入に踏み切った。

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

コードの写経する時に分厚い本開きながらキーボード打つのが解消できるので、現在絶賛活躍中。

まとまらないまとめ

いろんな手段で電子書籍化進めたお陰で、手元の紙書籍は殆どなくなった。

今後は

  1. Amazonで買った本が会社に届く
  2. 仕事帰りにキンコーズによって断裁して貰う
  3. 家に帰って ScanSnap で取り込む

の作業で済みそうだ。

やはり Mac で読んだり出先で iPhone / iPad で読んだりできるのがいい。

PDFデータの管理方法についてはまだ確立できていないのでもうちょっと試行錯誤が必要そう。

もしこれから「家の書籍を電子化したい!」と考えている人は、最初は値は張るけど業者にカバー付きで依頼し、その後追加で紙書籍を買った際に キンコーズ + ScanSnap がいいと思う。